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就活では何社受けたら内定確実なのか(前編)

こんにちは!ボランティアコーディネータ―かごはしです。

今日は就活のお話です。

今年はコロナ禍での商店や中小企業等の倒産が相次ぎました。

それに伴い、内定取り消しといった事も起こりました。

このような状況下、今後ますます就活は厳しいものになることが予想されています。

一般的に就活は3年生の後半から始まるようです。早い人だと、大学1年の頃から就職セミナーやインターンシップに参加する人もいるようです。

そして、20~30社を受けるのが当たり前のようになってきています。

中には「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」ではないですが、70~80社受けたなんていうツワモノもいました。

けれど本当に「数撃ちゃ当たる」なのでしょうか。

ちなみに、80社受けたツワモノは全滅でした。

それぞれの組織によって試験の形式は様々ですが、1回だけの試験のところもあれば、4次試験、5次試験まであるところ、事前課題のレポート提出が求められるところもあります。

当然試験の日程が被ることもあるでしょうし、それぞれの試験に対応しようと思うと、何十社も受ける場合、心身ともに疲弊してしまいます。

本命に全力を注ぎ、滑り止めは気を抜いていれば、本命がダメだった時に全滅ということにもなりかねません。

私の知り合いのある学生さんは、1社しか受けずに、無事に内定をもらえました。

なぜ1社しか受けなかったのか聞くと、

「どうしてもそこで働きたかった。滑り止めで他を受ける事がセオリーだとは思ったけれど、本命の次にどうしてもここで働きたいと思える職場が、どうしても見つからなかった。

どうしてもここじゃないと、という思いがなければ、志望動機も書けないし、面接でも滑り止めだと見破られてしまう。

それならば、本命に全身全霊をかけて臨みたかった」

と話してくれました。

彼女は将来自分がやりたい事が明確であり、そのための勉強ができる学部に進み学んできました。

自分の知識とスキルを生かせる職場で働きたいという思いがとても強かったのです。

給料や福利厚生も大切ですが、それ以上に自分が「やりがい」や「生きがい」を持って働ける職場を探していました。

そんな中、まさに自分がやりたい事業展開をしている組織を見つけたのです。

給料や福利厚生についても一般的な基準は十分に満たしていました。

勤務体系がシフト制ではありましたが、土日休みで月曜日の出勤がキツイより、平日のんびり休めた方が良いと前向きにとらえました。

試験までの間にその組織について徹底的にリサーチし、頭に叩き込みました。

HPだけでなく、その組織に関する新聞記事など、ありとあらゆる媒体での情報をとことんまで調べました。

そして、自分がこの組織で働くことになった時、どのような形で貢献できるだろうかと何度もシュミレーションしたのです。

組織のトップが書いた著書はAmazonで全て取り寄せしっかりと読みこみ、トップの考え方や組織の方針を理解しました。

そして臨んだ筆記試験では、自分がそれまで大学で学んだ知識が大変役立ち、面接ではどうしても自分はここで働きたいのだという理由をしっかりと話すことができたのです。

その気持ちを確かめるかのように、組織についてのマニアックな質問が次々と飛んできましたが、十分にリサーチしていたので、全ての質問に答えられました。

ここ以外受けていないと聞いた面接官が、ここが不採択だったらどうしますか?と聞きました。

「院に進み更に知識とスキルを身に着け、もう一度受けさせていただきます。」

との答えに、面接官も思わず

「そんなこと言われたら、落とせないじゃないですか」

と爆笑していたそう。

その後も試験は2次、3次、4次と続き、面接官もその度に変わっていき、質問内容も多岐に渡りましたが、どうしてもここで働きたいという強い思いが答えから伝わり、無事に内定をもらえたのでした。


※後編へ続く






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