ボランティアは安価な労働力では無い
こんにちは。篭橋です。
ボランティアコーディネーターをやっていると、時々腹の立つボランティア募集と出会います。
どう考えても「安価な労働力」としか思えない募集です。
ボランティアとは、する方とされる方が対等な立場でなければいけません。
募集団体が学生達にやってほしい事を、学生の希望を無視して「やらせる」ことは、ボランティアではありません。
ボランティア活動にとって一番大切なことは「共感」です。
共感して、その活動をやりたいと思うからこそ、無償でも良いと思えるのです。
ところが、「ボランティアとは、タダで働いてくれる便利な人」と思っている人達が実に多い。
特に、学生ならタダで頼みやすいなんて思っている人達もいます。
そうした人達に対して、
「学生にとってのメリットはなんですか?」
と問いかけ、ちゃんとお互いにとってwinwinな活動になるよう調整するのが、コーディネーターの仕事でもあります。
皆さんも、活動に参加する前に、ちょっと考えてみてください。
ただの人手としての募集なのか、共に楽しい活動にしたいという思いのこもった募集なのか。
心に響いてくるものがなければ、無理して参加することはありません。
「やりたいからやる」という自発性と同時に「やりたいと思わないからやらない」というのも、ボランティアならではの自発性なのです。