「学習支援」や「こども食堂」って?
最近「学習支援」とか「こども食堂」という言葉を耳にすること、ありませんか?
皆さんは、7人に1人が貧困を抱える子どもという社会現象を知っていますか?
経済的困難から、勉強したくても勉強できる環境ではなかったり、塾に通えない子ども達のために、ボランティアさん達が無償で勉強を教える場が、一般的に「学習支援」と呼ばれる所です。
また、一日の食事が学校の給食だけであったり、十分に食事がとれない子ども達のために、1回100円や場所によっては無償で食事を提供する場が、「こども食堂」と呼ばれています。
岐阜にも、そうした活動をしている団体さんがたくさんあります。
このホームページのボランティア募集にも紹介しています。
ただ、間違えてほしくないのが、学習支援やこども食堂は、決して経済的困難な家庭の子ども達に「勉強を教えてあげて、ご飯を食べさせてあげる場所」では無いということです。
行き場の無い子ども達が安心して来られる場所、ここに来たら誰かがいて、一人ぼっちにならない場所、そっとSOSを出せる場所、そんな「居場所」という要素がとても大切なのです。
そのため、勉強をうまく教えられる自信がなくても大丈夫なのです。
そこに来る子供たちにとっての「お兄さん」「お姉さん」であってくれることが大切なのです。
「~をしてあげる」という見方はしてほしくないなぁとも思います。同じ目線で接してもらいたいのです。
様々な背景を抱える子ども達との関わりは、時には難しいこともあります。
それでも、「いつでもあなたを思っているよ」という存在でいてくれることが、とても必要とされています。
学生の皆さんにも、子ども達にとっての「安心できる存在」としてボランティア活動に参加してもらえたら嬉しいなあと思います。